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やまぐち地域医療セミナーとは


これからの山口県の医療を担う医学生・看護学生が、地域を通じて医療を、また医療を通じて地域を感じる・考えることを目的としたセミナーです。学生が主に学ぶ場となる大学や大病院では、病気を治すための高度な医療が中心で実は日常の暮らしを支える医療を知る機会は少ないのが現状です。しかし、地域住民の方々が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、そのどちらも重要です。このセミナーでは、大学の外に飛び出して、山口県内の市町で、その地域にある医療機関や介護福祉施設、あるいは地域のコミュニティ等で実習を行います。自ら地域に出て、住民の生の声に耳を傾けることで、地域で必要とされる日々の暮らしを支える医療を実感しまた地域そのものの魅力や課題に気付くことができるはずです。そうした経験を通じて、幅広い視野を持った地域医療マインド(地域に関心を持ち地域に寄り添う医療を届けるという志)あふれる医療人となり、将来の山口県の医療を力強く支えて頂くことを期待しています。昨年度は、自治医科大学、山口大学、山口県立大学、山口東京理科大学、地元の看護学校など70名近い医学生・看護学生にご参加いただき、実際の地域の現場で「医療人としての未来への種」を育んでいます。